岩瀬昇のエネルギー通信 (249)

「OPEC+」協調減産「原則合意」は「G20」で「最終合意」に達するか

トランプ大統領は90分、この2人の首脳と話し合ったというが……(C)AFP=時事
 

 注目されていた「OPEC(石油輸出国機構)プラス」の協調減産協議は、4月9日14:00GMT(日本時間23:00)から9時間かかったが、「原則として、1000万BD(バレル/日)の協調減産に合意」したと報じられている。

 主要紙にはまだ出ていない詳しい内容を業界紙『S&P Global Platts』が報じているので、要点をかいつまんでご紹介しておこう。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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