新・マネーの魔術史:未来篇
新・マネーの魔術史:未来篇 (40)

「新型コロナ」が中央銀行デジタル通貨を加速する

執筆者:野口悠紀雄 2020年7月2日
タグ: 仮想通貨
エリア: その他
リブラ公式HPより

 

 国際決済銀行(BIS)によると、新型コロナウイルスは、デジタル決済やeコマースを急増させた。中央銀行が発行するデジタル通貨は、大きな可能性を持つ。

コロナが決済に与えた影響

 新型コロナウイルスが決済手段にどのような影響を与えたのかは、重要な問題だ。

 BISが、この問題に関するレポートを6月24日に発表した(注1)。これは、6月30日に発表された年次報告書の第3部だ。

 報告書は、新型コロナの感染拡大がリテール決済に大きな影響を与えたとして、つぎの諸点を指摘している。

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執筆者プロフィール
野口悠紀雄 1940年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、大蔵省入省。1972年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授などを経て、現在、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論。1992年に『バブルの経済学』(日本経済新聞社)で吉野作造賞。ミリオンセラーとなった『「超」整理法』(中公新書)ほか『戦後日本経済史』(新潮社)、『数字は武器になる』(同)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞社)、『マネーの魔術史』(新潮選書)、『AI時代の「超」発想法』(PHPビジネス新書)など著書多数。公式ホームページ『野口悠紀雄Online』【http://www.noguchi.co.jp
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