新・マネーの魔術史:未来篇
新・マネーの魔術史:未来篇 (42)

「マネー急増」で異次元金融緩和の無意味さを再確認

執筆者:野口悠紀雄 2020年7月16日
エリア: アジア
リブラ公式HPより

 

 手元流動性確保の要求に応じて緊急融資などがなされたため、マネーの増加率が異常なほど高い値になっている。

 異次元緩和では、国債購入を増加してマネーを増やそうとしたが、実現できなかった。国債購入額が異次元緩和前の水準に戻ったいま、マネーが増加している。これは、異次元緩和がいかに無意味な政策だったかを再確認させるものだ。

 なお、いまマネーが増えているにもかかわらず、物価は上昇していない。

見たこともないようなマネー増加率

 マネーが急増している。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
野口悠紀雄 1940年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、大蔵省入省。1972年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授などを経て、現在、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論。1992年に『バブルの経済学』(日本経済新聞社)で吉野作造賞。ミリオンセラーとなった『「超」整理法』(中公新書)ほか『戦後日本経済史』(新潮社)、『数字は武器になる』(同)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞社)、『マネーの魔術史』(新潮選書)、『AI時代の「超」発想法』(PHPビジネス新書)など著書多数。公式ホームページ『野口悠紀雄Online』【http://www.noguchi.co.jp
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