新・マネーの魔術史:未来篇
新・マネーの魔術史:未来篇 (48)

リテール段階「CBDC」登場で金融業界は大きく変わる

執筆者:野口悠紀雄 2020年8月27日
エリア: アジア
リブラ公式HPより

 

 CBDC(中央銀行デジタル通貨)は2層構造になると予想されるが、「リテール」段階は、民間の金融機関などが担当する。具体的な形は国によって違うだろう。

 日本の場合、全国銀行データ通信システム(全銀システム)への接続は、現在は預金取扱金融機関に限られているが、これをフィンテック事業者にも開放し、電子マネーをデジタル円のリテール通貨とすることが考えられる。

CBDCは2層構造

 中央銀行は、個人や企業と直接に取引はしていない。

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執筆者プロフィール
野口悠紀雄 1940年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、大蔵省入省。1972年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授などを経て、現在、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論。1992年に『バブルの経済学』(日本経済新聞社)で吉野作造賞。ミリオンセラーとなった『「超」整理法』(中公新書)ほか『戦後日本経済史』(新潮社)、『数字は武器になる』(同)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞社)、『マネーの魔術史』(新潮選書)、『AI時代の「超」発想法』(PHPビジネス新書)など著書多数。公式ホームページ『野口悠紀雄Online』【http://www.noguchi.co.jp
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