安倍政権「半島外交」完全総括【北朝鮮編】「合意」から「大変身」でも膠着

執筆者:平井久志 2020年9月13日
エリア: アジア
直接会うことはおろか、歩み寄ることすらなかった(左・金正恩党委員長、右・安倍首相)

 

 安倍晋三首相の、約7年8カ月の対北朝鮮政策はどうだったのかを見てみよう。

置き去りにされた拉致問題

 第2次安倍政権は2012年12月26日にスタートしたが、安倍首相はその2日後の28日に拉致被害者の家族会メンバーと会った席上で、

「わたしがもう一度総理になれたのは、なんとか拉致問題を解決したいという使命感によるものだ。かならず安倍内閣で解決していくという決意で進んで行きたい」

カテゴリ: 政治 軍事・防衛 社会
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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