岩瀬昇のエネルギー通信 (310)

「バイデン大統領」は脅威ではないという米石油業界の強気

オンラインセミナー開催に寄せて

 

 9月29日(火)夜に予定されている「新潮社Foresight WEB化10周年記念大鼎談」では、中東・イスラムの権威・池内恵先生、軍事が専門ながらロシアのあらゆる方面に通暁している小泉悠先生のお二人と、『2020年「石油価格戦争」その後とこれから』と題して議論することになっている。ニッチな石油市場を観察している筆者にとって、その骨格をなしている中東、ロシアの政治・経済・社会などの基本的事項並びに最新の動静を、その道の碩学から直接学べる好機である。視座が拡大するのは間違いがない。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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