日銀「特別制度」菅首相が主導する「地銀統合」ではない本当の狙い

執筆者:鷲尾香一 2020年11月18日
タグ: 日本 菅義偉 日銀
エリア: アジア
地域金融機関の再編も避けられない状況ではあるが(写真はイメージです)
 

 日本銀行は11月10日、「地域金融強化のための特別当座預金制度」の導入を決めた。

 同制度に対しては、「日銀が政府と一体になって地域金融機関の再編を後押しする」との見方が一般的だ。だが、この制度の裏側には、日銀の別の狙いが“見え隠れ”している。

「再編を後押しする制度」と喧伝

 菅義偉首相が就任に際し、

「地方銀行は数が多過ぎるのではないか」

 と発言したことで、地域金融機関再編への流れは一気に加速した。この背景については、9月28日の拙稿『菅首相が進める「地銀再編」と「携帯料金引き下げ」の点と線』で詳しく解説しておいた。

カテゴリ: 政治 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
鷲尾香一 金融ジャーナリスト。本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。
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