まさかの「逆転」
「ダイナミック・コリア」とは、かつて韓国の当局が外国向けの観光キャンペーンで採用したキャッチフレーズだ。その当時を記憶している外国メディアの記者の中には、このキャッチフレーズを「政治・社会・経済……あらゆる分野で何が起きるか予測不能な韓国」という、やや茶化しつつも親しみを込めたニュアンスで使う者がいる。私もその一人だ。
そんな「ダイナミック」な国だと理解していたつもりであったが……「徴用」をめぐる訴訟で、6月7日、ソウル中央地裁において「原告の訴え却下、日本企業に賠償命じず」という「逆転」判決が飛び出すとは、思いもよらなかった。
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