
西太平洋への回航途中、アデン湾で米空母「ロナルド・レーガン」(奥)と共同訓練を実施した英空母「クイーン・エリザベス」(手前)(英海軍HPより)
英国海軍の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」率いる空母打撃群(CSG21)は2021年5月に英国を出港し、地中海、スエズ運河、インド洋、マラッカ海峡を経て、7月末に南シナ海を抜けた。8月は西太平洋で日英米豪を中心とする同盟国・同志国の間で各種の共同訓練が実施されている。その後、韓国を経て、日本がいわば折り返し点となる。
以下では、今回の軍事面での注目点として、空母打撃群が「英米合同」であることの意味を検討することにしよう。

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