「ミサイル」「対話の示唆」併用で韓国を封じた北朝鮮が次に狙う半島情勢

執筆者:平井久志 2021年10月11日
エリア: アジア 北米
9月の国連総会の一般討論演説で、朝鮮戦争「終戦宣言」を訴えた文在寅大統領。北朝鮮はこれを評価する姿勢を見せたが (C)EPA=時事
今年になって7回、9月だけでも4回ミサイル発射を行いながら、一方で韓国の「終戦宣言」再提案を契機に対韓融和の姿勢を見せ、米国との対話も模索する北朝鮮。その姿勢の裏側にある変化とは。

 北朝鮮のミサイル発射実験が止まらない。9月11、12両日に巡航ミサイルを発射し、9月15日に列車から短距離弾道ミサイルを発射したのに続き、9月28日に極超音速ミサイル「火星8」型を、同30日には新型地対空ミサイルを発射した。9月だけで4回、今年に入って7回のミサイル発射実験を行っている。

 これは、今年1月の朝鮮労働党第8回党大会で決定した「国防科学発展および兵器システム開発5カ年計画」に基づき、国防力強化を続けることを意味している。

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カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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