[ロンドン発ロイター]イラン核合意再建交渉が成立すれば、石油輸出への制裁解除につながる可能性がある。ただしイラン産原油が市場に出回るには数カ月かかる可能性があり、しかも、石油需要が高まる中でイランの増産は一時的な気休めでしかない恐れもあるとアナリストは分析する。
3月はじめ、ウクライナ侵攻を理由に西側諸国がロシアに制裁を科したことで、原油価格は10年ぶりの高値である1バレル120ドル近くまで高騰した。イラン核合意の再建が数日のうちに発表されれば、原油価格の高騰に歯止めがかかるのではないかとの希望は潰えた。この時、大臣級会合が予定されたことから、イラン核合意再建交渉は佳境を迎えるものと目されていた。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン