岸田文雄政権下でスタートアップ担当大臣が新設され、国内外の大学などと連携した国内のスタートアップ支援の強化が打ち出された。日本にもスタートアップのエコシステムをつくり上げようという方針だが、筆者は残念ながら盛り上がりに欠け、期待感が持てないと感じる。
その理由を論じてみたい。
世界一のスタートアップ大国
圧倒的なスピードで成長を遂げていくスタートアップであるが、スタートアップ自体は単独で成長していくことが極めて難しい。投資家、政府機関、士業支援、スタートアップと連携する大企業など、様々なプレーヤーが有機的に絡み合って、その成長を後押ししている。
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