
10月4日、北朝鮮が発射した中距離弾道ミサイルは日本列島上空を通過して太平洋に落下した。その様子をモニターで確認する金正恩党総書記(写真)[KCNA VIA KNS](C)AFP=時事
朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は党創建記念日の10月10日、北朝鮮が9月25日から10月9日まで7回にわたって行ったミサイル発射は「戦術核運用部隊」の軍事訓練だった、と報じた。
北朝鮮は、一連のミサイル発射は、米韓ならびに日米韓合同軍事訓練や米原子力空母「ロナルド・レーガン」の朝鮮半島周辺への配備など、米国・米韓・日米韓の軍事的対応への警告だとしている。だが浮かび上がってくるのは、北朝鮮が韓国や日本などを攻撃目標にした「戦術核兵器」の運用を、長期的な計画に基づいて着実に推し進めている現実だ。

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