
共通通貨構想を発表したブラジルのルラ大統領(左)とアルゼンチンのフェルナンデス大統領(右)(C)AFP=時事
ここ数年、中南米地域では「ピンクの潮流」とも呼ばれる動きが広がりをみせており、数多くの国において左派政権が誕生している。今年1月には域内最大の経済規模を誇るブラジルにおいて、ルラ・ダ・シルヴァ氏が12年ぶりに大統領への返り咲きを果たし、約6年半ぶりに左派政権が誕生した。中南米は元々「米国の裏庭」と称されるなど米国の影響力が強い地域とされるものの、左派政権の誕生をきっかけに米国と距離を置く国が広がりをみせている。

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