ウクライナが開戦時点で保有していた戦車は現役約1000輌、予備保管が新旧合わせておよそ1000輌(いずれもソ連時代に生産されたT-64、T-72等)とされているが、このうち少なくとも400輌以上を既に喪失している。また、主力であったT-64は、生産施設のあったハルキウがロシア軍の攻撃で大きな打撃を受け、予備部品の製造が困難になっている可能性が高く、保管されていたT-64も復帰が可能な個体はほとんど残っていない。キーウ、リヴィウ等の軍需工場ではT-72等の現役復帰と改修が進められているものの、ウクライナが自力で補充できる戦車の数は少ない。
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