Weekly北朝鮮『労働新聞』
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金日成死去から30年、金正恩による「偉大な継承」を強調(2024年7月7日~7月13日)

追慕音楽会を金正恩国務委員長は2階のバルコニー席から観賞していた(『労働新聞』HPより)
7月8日、金日成(キム・イルソン)主席が死去して30年を迎えた。同日付は第1面全面に「偉大な首領金日成同志の思想と業績は主体朝鮮の万年財宝として永遠に光を放つであろう」と題する論説を掲載し、その業績とともに金正恩(キム・ジョンウン)を称えた。「偉大な首領金日成同志が開拓されて偉大な領導者金正日(キム・ジョンイル)同志が輝かせてこられた主体革命偉業はこんにち、敬愛する金正恩同志によってしっかりと継承発展されている」との従来主張である。また、「歴史は特出した功績をもって名を残した政治家が少なくない」としながらも、「偉大な首領様のように10代の幼い時期から80の高齢に至るまで長い歳月卓越した思想と領導、高邁な徳望で人民の絶対的な支持と信頼を受け」た「偉人」はいないと述べられた。

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