前回のエントリに、いろいろな反応をいただき、関心の高さを改めて実感しました。
事態はまだ動いていますが、気になる点が一つあります。
中国の反発に、台湾、香港が呼応していることです。
尖閣諸島の日本の実効支配に反発する運動は「保釣(釣魚島を守れ)」運動と呼ばれ、1980年代から存在しました。以前は、共産主義の中国と、英国統治下の香港、そして中国と対立する台湾の三者が政治的立場の違いなどから、基本的にばらばらに行動していたのです。
ですが、90年代の香港の中国返還と最近の中台関係の改善などを経て、どうもこの三者が次第に足並みをそろえて日本に対抗しようという雰囲気が出てきているようです。

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