「インドは中国よりもはるかに重要」――ビル・ゲイツは語った
[ニューデリー発]クリントン大統領は三月、バングラデシュ、パキスタンと並んでインドを訪問した。米大統領によるインド公式訪問は実に二十二年振りで、その締めくくりには総額四十四億ドルの投資案件が合意された。
だが、五百七十社が加盟するインドのソフトウェア業界団体ナスコム(NASSCOM)のデワン・メータ会長は、その合意を「二義的な問題」と言う。「最大の意義は、米国大統領がインドに対し、新興ITスーパーパワーのお墨付きを与えたことだ。我々が感じたのは、(核問題やカシミール紛争に対する)政治的スタンスは別として、ITでは二国協調体制でいこうという意思表示だった」。

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