十五歳の少年が株価操作で八十万ドルもの不正利益をあげたとして、米証券取引委員会(SEC)に摘発された。SCEは特捜班を編成して株価操作を監視しているものの、ネット上の偽情報に飛びつく安易な投資家も後を絶たず……。[ワシントン発]インターネットを使った株価操作は、いまや「子どもの遊び」くらい簡単だ。先頃、それを実証してみせた少年がいる。ニュージャージー州に住むジョナサン・レベッドは、父親名義の口座を使って数千ドルの資金を元手に十三歳の時にオンライン投資を始め、弱冠十五歳にして、ネットを使った株価操作で八十万ドル近い不正利益を上げたと見られている。

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