時速90キロの大型ツアー・バスが関越自動車道の遮音壁に突っ込んで死者7人、重体・重傷14人。 助かった乗客によると、出発前にシートベルトはどこかと問うと、運転手は「バスの中でシートベルトする人はいないよ」と答えた。それでも探してベルトをしたから、死なずに済んだのかもしれない。 また「あの運転手は何度も急ブレーキを踏み、ナビを見ていた。明らかに地理に不案内だった」と語る乗客もいた。そういう証言より河野化山運転手(43)自身が「居眠りしていた」と認めた。 運転の実態が分ると共に、バス会社の経営実態も分り始めた。

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