大阪市の橋下徹市長(大阪維新の会代表)の辞職による出直し市長選挙が3月23日に行われる。2月1日に突如辞職を表明したのは、前日の1月31日に行われた「大阪都構想」の制度設計を話し合う「法定協議会」で、公明党が反対に回ったタイミングだったが、それはあくまで引き金。地盤沈下が著しい「維新」の再生に向けた「勝負」にいずれ打って出ることを迫られていた。橋下氏や同氏に近い府・市議は、原点とも言える「大阪都構想」を争点として掲げることで、大阪地域政党への回帰を狙っている。だが果たしてそれで求心力を取り戻すことができるのかどうか。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン