大阪「地域政党」への回帰を目指す「橋下維新」は再生可能か

執筆者:磯山友幸 2014年2月18日
タグ: 安倍晋三 日本
エリア: アジア
 大阪市議会は橋下市長の辞職に同意せず…… (C)時事
大阪市議会は橋下市長の辞職に同意せず…… (C)時事

 大阪市の橋下徹市長(大阪維新の会代表)の辞職による出直し市長選挙が3月23日に行われる。2月1日に突如辞職を表明したのは、前日の1月31日に行われた「大阪都構想」の制度設計を話し合う「法定協議会」で、公明党が反対に回ったタイミングだったが、それはあくまで引き金。地盤沈下が著しい「維新」の再生に向けた「勝負」にいずれ打って出ることを迫られていた。橋下氏や同氏に近い府・市議は、原点とも言える「大阪都構想」を争点として掲げることで、大阪地域政党への回帰を狙っている。だが果たしてそれで求心力を取り戻すことができるのかどうか。

カテゴリ: 政治 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
磯山友幸(いそやまともゆき) 1962年生れ。早稲田大学政治経済学部卒。87年日本経済新聞社に入社し、大阪証券部、東京証券部、「日経ビジネス」などで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長、「日経ビジネス」副編集長、編集委員などを務める。現在はフリーの経済ジャーナリスト活動とともに、千葉商科大学教授も務める。著書に『2022年、「働き方」はこうなる』 (PHPビジネス新書)、『国際会計基準戦争 完結編』、『ブランド王国スイスの秘密』(以上、日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)、『破天荒弁護士クボリ伝』(日経BP社)、編著書に『ビジネス弁護士大全』(日経BP社)、『「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』(日経BP社)などがある。
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