中国への対応が最重要――シーファー元駐日大使に聞く日米関係

執筆者:武内宏樹 2014年5月19日
エリア: 北米 アジア

 日本でも米国でもあまり大きなニュースにはならなかったが、先月末にトヨタが、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のトーランス市にある北米総本社を、今後3年かけてテキサス州ダラス郊外のプレイノ市に移すことを発表した(http://www.nytimes.com/2014/04/29/business/toyota-will-shift-4000-to-new-offices-in-texas.html?_r=0)。

 筆者は2008年にサザンメソジスト大学に職を得てダラスに移ってきたのであるが、米国の大都市にしては日本人が少ないというのがこの町の印象であった。日本との接点を意識したのは、当時ジョージ・W・ブッシュ大統領の政権下、駐日米国大使を務めていたトーマス・シーファー氏がダラスの隣町フォートワース市出身であることぐらいであった。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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