セゾンカード「節操なき膨張」の行方

執筆者:鷲尾香一 2006年10月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

百貨店のハウスカードにすぎなかったのに、短期間で急拡販。ステイタスはなくとも、数さえ増えれば……。「とにかく提携のスピードが速い。それに、あれだけ新規会員を獲得しながら、カードを眠らせていない。業界の台風の目はあそこだよ」 クレジットカード業界の住人たちが、クレディセゾンの“猛進”に目を見張っている。いや、「現金以外の支払い方法」をめぐる商戦に参入しているすべての業者が、と言った方がいいかもしれない。その理由を知るためには、まず、商戦の見取図を頭に入れる必要がある。 JR東日本が推進する「スイカ」、複数の企業が協力する「エディ」、携帯電話キャリア各社が注力する「おサイフケータイ」、そしてクレジットカード――。現金以外でお金を払う道具は乱立しているようにみえるが、二つに大別できる。いわゆる電子マネーと、クレジットカードだ。

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執筆者プロフィール
鷲尾香一 金融ジャーナリスト。本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。
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