インテリジェンス・ナウ
東シナ海で米中の無人機がスパイ戦へ――「実効支配」の裏をかく中国情報工作
突然のことだった。ことし9月9日、航空自衛隊のレーダーが尖閣諸島の沖合で航空機を感知、空自のF15戦闘機が緊急発進(スクランブル)し、操縦席のない異様な機体を発見、写真撮影したところ、しばらくして中国本土に向けて飛び去った。
防衛省統合幕僚監部はその事実を発表したが、東シナ海に姿を現した中国軍の無人機を確認したのは初めてのことだった。
中国国防省は同日「中国軍はこのほど東シナ海で定例の訓練を実施した」と誇らしげに発表、事実上無人機の飛行を認めた。

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