太陽光や風力など再生可能エネルギーで発電した電力の新規受け入れを5つの大手電力会社が相次ぎ中断している問題で、各社が開く説明会では再生エネ事業者から怒号が飛んでいる。激昂するのも無理はない。騒動の口火を切った九州電力が新規受け入れ中断を発表したのは、実施前日の9月24日。2012年7月に施行された固定価格買い取り制度(FIT)を活用して億円単位の資金を発電事業に投じた企業の多くは中堅・中小クラスであり、売電中断は自社の死活問題になるからだ。

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