国際人のための日本古代史
国際人のための日本古代史 (66)

古代の朝鮮半島を新羅が制した理由

執筆者:関裕二 2015年9月15日
エリア: アジア

 米国と中国の2つの大国を天秤にかけるような韓国の外交姿勢が、「事大主義」と批判されている。
 広辞苑によれば事大主義とは、「自主性を欠き、勢力の強大なものにつき従って自分の存立を維持するやりかた」のことだそうだ。
 だが、事大主義は、半島国家の宿命なのかもしれない。強大な勢力から逃れた人たちが半島に流れ込み、逃げ場を失い、大国の顔色をうかがうようになったのだろう。そして、「一番強いところに靡(なび)く」習性がついてしまったのではないだろうか。
 19世紀後半の朝鮮も、清、日本、ロシアと、事大先をころころと変えた。
 古代の朝鮮半島にも、似た事例がある。そこで、中国、朝鮮半島、日本列島をめぐる古代の外交戦について、考えてみたい。

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執筆者プロフィール
関裕二 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。著書に『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』、『「死の国」熊野と巡礼の道 古代史謎解き紀行』『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪 古代史謎解き紀行』『「大乱の都」京都争奪 古代史謎解き紀行』『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』など多数。最新刊は『古代史の正体 縄文から平安まで』。
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