
4月3日、ロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄工科大学駅前で、爆破事件の犠牲者を追悼し、献花するプーチン大統領 (c)AFP=時事
14人が死亡し50人以上が負傷した、ロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄爆破テロ事件。プーチン大統領は同時刻、ルカシェンコ・ベラルーシ大統領との会談のため滞在中で、しかも出身地というお膝元のサンクトペテルブルクでのテロ、そして実行犯とされる容疑者がチェチェンや北カフカスではなく、中央アジア・キルギス出身の移民だったことなど、プーチン政権に与えた衝撃は大きい。このテロの背景にはいったい何があるのか、拓殖大学海外事情研究所教授で、「専門家の部屋」の「ロシア」運営者である名越健郎氏に聞いた。

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