【水】タイの「中国化」、ロシアの「心象風景」

執筆者:フォーサイト編集部 2017年5月17日

昨日午後、「専門家の部屋」の「東南アジア」に「『習近平色』に染まるASEANでも際立つタイの『中国化』」(樋泉克夫さん)に新エントリをアップロードしました。軍事面や経済面での交流が進み、中枢同士の関係は深まり、王女が北京に移住か、といった情報まで――ASEANの中でも特に、タイの中国への傾斜は近年顕著なのです。

なお、今朝ほど、筆者の樋泉さんから追加情報が届き、本文末尾に【附記】として加えてあります。

 

そして本日の更新記事は、田中直毅さんの好評連載「経済の頭で考えたこと(91)2つのキーワード『シベリア出兵』『体制転換』で照射するロシアの『心象風景』」です。当のロシアでは何の記念行事もありませんが、今年はロシア革命100周年。訪露した筆者は、かつての旧状態からの体制転換に思いを致し、ポスト・プーチン体制見極めの重要性を指摘します。

 

さらに、「池内恵の中東通信」には、下記の4本の新エントリがあります。

「たびレジ」は「簡易登録」がおすすめ事件が起こった時、現地の大使館・総領事館から、メールで、必要最小限の事実関係をまとめた速報が送られてくる「たびレジ」。長期的にある国に関心を持っていて、その国の治安状況に関心を持っておく場合や、土地勘をつけたい場合などに、助けになるツールだ。

「たびレジ」はゴルゴも推奨外務省「渾身の」(お役所なりの)PR作戦か。海外の危険情報をいち早く簡易に知ることができる外務省のサービス、あのゴルゴ13が推奨しています。

トランプがロシア外相に明かした最高機密はラップトップ爆弾についてトランプ大統領が、ロシアのラブロフ外相に、最高機密の情報を伝えたとワシントン・ポストが報じて、またも大騒ぎに。しかし同時に、大統領には、機密を解除して開示する広範な権限があり、違法とは言えないもののようだ。

「Webでも考える人」の高野秀行さん連載でソマリ人社会の「ゆるさ」を満喫弊社サイト「Webでも考える人」の連載に、池内さんも激しく同感。彼の地のガバナンス水準の「相場」を知るうえで非常に有益だそうです。

 

 

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