
10月26日、タイ・バンコクで行われたプミポン前国王の国葬で、王宮周辺を進む王家ゆかりの葬儀用の山車 (C)時事
10月25日から5日間、バンコクの王宮前広場において、1年前に亡くなった故プミポン前国王の葬儀が、歴代国王と同じように古式に則り、荘重かつ煌びやかに執り行われた。
国王の大葬である。華やぎなどという形容は差し控えるべきだろうが、それでもなお華やぎ以外の言葉がみつからないほどに、目も眩むばかりの中世王朝絵巻が続いた。
1年にわたって王宮内に安置され、参内した1000万人を超える国民が別れを告げた国王の霊柩は、王家ゆかりの葬儀用の山車によって、王宮前広場に設けられた葬儀用宮殿に運ばれ、荼毘に付された。

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