岩瀬昇のエネルギー通信 (7)

世界最大石油会社「サウジアラムコ」は東京証券取引所に上場するか

執筆者:岩瀬昇 2018年1月5日
日本株の好調で大幅高値でスタートした東京証券取引所の大発会だったが、サウジアラムコの上場が実現すればさらなる起爆剤になりそう(C)EPA=時事

 

『フィナンシャル・タイムズ』(FT)の 「Oil giant Saudi Aramco to change its legal status」(around 1:00 am Jan. 5, 2018)という記事を、世界最大の石油会社であるサウジアラビア(以下、サウジ)国営「サウジアラムコ」の東京証券取引所(以下、東証)への上場の可能性はほぼなくなったのか、と頬に手をあてて読んでいる。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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