
不時着した米軍の攻撃ヘリの前で協議する米軍と日本政府関係者(C)時事
2月5日、陸上自衛隊の戦闘ヘリコプター「AH64D」が佐賀県神埼(かんざき)市の民家に墜落する事故が発生した。陸自は8日、主回転翼の4本の羽根と回転軸をつなぐ「メインローターヘッド」と呼ばれる部品などを現場から回収。つまり、重要な部品が飛行中に脱落した疑いが濃い。揚力と推力が失われたヘリコプターは墜落するしかない。ローター部分は、最大限最強確実に、かつ二重三重に脱落が防止されているものであるから、「あり得ない事故」が発生したと言える。陸自はすでに現場から回収したフライトレコーダー(飛行記録装置)の解析を急ぐことになる。

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