「6.12米朝首脳会談」直前最新分析(下)人民軍重要ポスト「一斉交代」の謎

執筆者:平井久志 2018年6月8日
訪朝したラブロフ露外相(右)と握手を交わす金正恩党委員長 (C)AFP=時事

 

 金英哲(キム・ヨンチョル)党統一戦線部長が訪米している中で、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が5月31日、9年ぶりに北朝鮮を訪問した。金正恩(キム・ジョンウン)政権がスタートして初めてのロシア外相の訪朝だった。平壌国際空港では申紅哲(シン・ホンチョル)外務次官とロシアのアレクサンドル・マツェゴラ駐北朝鮮大使がラブロフ氏を出迎えた。

露外相が9年ぶりに訪朝

 ロシアと北朝鮮の間では、2015年5月にモスクワで開かれた対ドイツ戦勝70周年記念式典に金正恩朝鮮労働党委員長が出席するとされていたが、直前になり北朝鮮側が「国内事情」を理由に出席をキャンセルしたことがあった。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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