米朝交渉「5時間半」の内幕(上)「相応の措置」の中身

執筆者:平井久志 2018年10月15日
エリア: 北米 朝鮮半島
北朝鮮の李容浩外相(左)は、昨年と打って変わって活発な国連外交を展開したが(右はグテーレス国連事務総長)(C)AFP=時事

 

 マイク・ポンペオ米国務長官が10月7日、北朝鮮を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した。7月以来約3カ月ぶりの4回目の訪朝だった。

 当初8月末に訪朝しようとしたが、ドナルド・トランプ米大統領が「朝鮮半島の非核化が不十分」と判断して中止となり、米朝交渉は膠着状態に陥った。これを打破したのが、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領だった。9月5日に特使団を平壌へ派遣し、金党委員長の非核化への前向き発言を引き出した。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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