
ご褒美の「年餅」を授ける鹿児島・甑島の「トシドン」(C)時事
インド洋に浮かぶ島国、モーリシャスの首都ポートルイスで、11月26日から12月1日にかけて開催される「国連教育科学文化機関(ユネスコ)」の第13回政府間委員会。そこで秋田県の「男鹿のナマハゲ」など8県の10行事からなる「来訪神:仮面・仮装の神々」が審査され、無形文化遺産の登録可否が決まる。
ナマハゲ、トシドン、ボゼ、カセドリ――。不思議な名前で呼ばれる異形の神々が集落を訪れる伝統行事だが、本能的に恐怖感を抱くような恐ろしい姿の一方で、独特な愛嬌ものぞかせる。彼らの持つなんとも言えない魅力を紹介したい。

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