「FT」記者が解説する原油価格「急落」の背景事情

執筆者:岩瀬昇 2018年12月25日
年明け以降の油価はどうなるのか(FTサイトより)

 

『フィナンシャル・タイムズ』(FT)のエド・クルックス記者が珍しくオピニオン記事を書いている。読んでみたら、「オピニオン」らしきものは最後の数行だけだ。クリスマス休暇直前なので、同じような見方をしていて、自らの意見に近いコメントをしてくれる識者と連絡が取れなかったからではないだろうか。

 当該記事の要点は、油価が10月初めの高値から急落した背景には、シェール業者のヘッジの相方となった投資銀行などのポジション整理がある、持っているポジションの整理が終わると一連の動きも終了するので、油価下落は続かない、むしろ油価下落によりシェール業者が将来の収入を確保する目的の次のヘッジができなくなるので掘削減少につながるのでは、という業界関係者のコメントを整理し、解説しているところにある。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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