
米ユタ州の砂漠地帯を「火星」と仮定した実験が行われている(村上さん提供、以下同)
昨年7月、地球から5700万キロメートルまで大接近した火星。11月には米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「インサイト」が着陸し、今後2年ほどかけて火星内部などの調査を行う予定だ。インサイトが捉えた見渡す限りの赤い大地に、期待を膨らませた人も多いだろう。
NASAが「25年以内に火星有人探査が可能」と発表したこともあり、ここへきて火星への機運が国際的に高まっている。拠点となる月周回宇宙ステーションの建設計画も進行しており、その日は確実に近づきつつある。

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