岩瀬昇のエネルギー通信
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「供給過剰」で生産者が「金を払って引き取ってもらう」シェールガスの惨状

米ノースダコタ州のシェールオイル・ガス生産現場。生産者の苦悩は続く(C)AFP=時事
毎日、膨大な量で流れてくるエネルギー関連の記事を読んでいて、ふと「これは錯覚だよね」と思うことがある。
世界の3大産油国となったアメリカ、ロシアおよびサウジアラビア(以下サウジ)の「長」たちの発言を、あたかも3者が同一レベルの「権限」を持っているかの如く書かれている記事を読んだときだ。
サウジは「サウド家のアラビア」だから、エネルギー政策についてもサウジの「長」が発言することは、すべて実行可能なことだ。

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