風の向こう側 (45)

タイガー・ウッズが明かした「マスターズ」完全復活優勝「3つの意味」

執筆者:舩越園子 2019年4月16日
タグ: アメリカ
エリア: 北米 アジア
14年ぶりにオーガスタで聞いた勝利の咆哮(C)EPA=時事

 

 どんな優勝にもそれぞれに意味があり、その意味は、ときとしてその後の歴史を変えることがある。

 43歳3カ月15日で「マスターズ」を制し、同大会5勝目、メジャー15勝目、米ツアー通算81勝目を飾ったタイガー・ウッズは、1986年に46歳2カ月23日でマスターズを制した帝王ジャック・ニクラスに次ぐ史上2番目の年長チャンピオンとなったが、優勝会見でウッズは、「その1986年大会は、僕にとって大きな意味があった」ことを初めて明かした。

カテゴリ: スポーツ カルチャー
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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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