金正恩「新体制」と「対米交渉」の行方(2)

執筆者:平井久志 2019年4月28日
エリア: 北米 アジア
最高人民会議代議員選挙の結果を報じる朝鮮労働党機関紙『労働新聞』(同紙HPより)

 

 当選が発表された代議員には党政治局常務委員である金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、崔龍海(チェ・リョンヘ)党副委員長、朴奉珠(パク・ポンジュ)首相という党重鎮や、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党宣伝扇動部第1副部長(党政治局員候補)も含まれていた。

金与正氏も正式に代議員に

 金与正氏は2014年3月の第13期選挙では立候補していなかったが、その後2016年には代議員証を持って最高人民会議に出席している姿が確認され、補欠補充で代議員になったとみられていた。今回の第14期は、スタート時点から正式に代議員に選出された。金与正氏は2017年10月の党中央委第7期第2回総会で政治局員候補になり、さらに党宣伝扇動部第1副部長になっていることから、当然の当選とみられた。

カテゴリ: 政治 社会 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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