岩瀬昇のエネルギー通信 (153)

「IJPC」とは何だったのか考えさせる安倍首相「イラン訪問」可能性

訪問は実現するか(テヘラン市内、写真はイメージです)
 

 令和になって最初の国賓として来日したドナルド・トランプ米大統領は、次期大統領選において最も強敵となると思っているのか、何度かジョー・バイデン前副大統領への攻撃ツイートを繰り返した以外は、至極ご機嫌で帰国されたようだ。最後に、安倍晋三首相のイラン訪問計画にも期待を寄せ、あまりのサプライズのなさに拍子抜けするほどだった。

 安部首相のイラン訪問は、もし実現すれば、1979年のイラン・イスラム革命後40年、初めての首相訪問となる。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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