【魂となり逢える日まで】シリーズ「東日本大震災」遺族の終わらぬ旅(5)

執筆者:寺島英弥 2019年6月22日
エリア: 日本
母親たちが初めて胸の思いをつづった原稿。文集「愛と哀と逢と…」に編まれた=2012年10月1日(筆者撮影、以下同)

 

 2012年10月初めに話は戻る。

 石巻市門脇町の西光寺で、女性たちがテーブルに持ち寄った手書きやパソコン入力の文章に見入っていた。このシリーズで紹介してきた鈴木由美子さん(50)、青木恭子さん(60)ら、津波でわが子を亡くした地元の女性4人。毎月市内で催される遺族の集い「つむぎの会」の世話人、田中幸子さん(70)=仙台の自死遺族の会「藍の会」代表。本シリーズ(3)参照=が呼びかけた文集作りの原稿だった。

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執筆者プロフィール
寺島英弥 ローカルジャーナリスト、尚絅学院大客員教授。1957年福島県相馬市生れ。早稲田大学法学部卒。『河北新報』で「こころの伏流水 北の祈り」(新聞協会賞)、「オリザの環」(同)などの連載に携わり、東日本大震災、福島第1原発事故を取材。フルブライト奨学生として米デューク大に留学。主著に『シビック・ジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙』(日本評論社)、『海よ里よ、いつの日に還る』(明石書店)『東日本大震災 何も終わらない福島の5年 飯舘・南相馬から』『福島第1原発事故7年 避難指示解除後を生きる』(同)。3.11以降、被災地で「人間」の記録を綴ったブログ「余震の中で新聞を作る」を書き続けた。ホームページ「人と人をつなぐラボ」http://terashimahideya.com/
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