南シナ海初「対艦弾道ミサイル発射」の衝撃(上)高まる米中「軍事」緊張

執筆者:野口東秀 2019年7月11日
北京の「中国国家博物館」の軍事コーナーでは、国民に誇示する分野が一目瞭然でわかる。とりわけ対艦弾道ミサイルと空母が目を引く(筆者撮影)

 

 米中両軍などがつばぜり合いを続ける南シナ海で、中国人民解放軍が“空母キラー”と呼ばれる対艦弾道ミサイル(中距離弾道ミサイルとみられる)を同海域に向けて発射したと、7月2日に米『CNBCテレビ(電子版)』が報じた。米国防総省も翌3日、これを事実であると公表し、中国による南シナ海の軍事拠点化を強く非難した。

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執筆者プロフィール
野口東秀 中国問題を研究する一般社団法人「新外交フォーラム」代表理事。初の外国人留学生の卒業者として中国人民大学国際政治学部卒業。天安門事件で産経新聞臨時支局の助手兼通訳を務めた後、同社に入社。盛岡支局、社会部を経て外信部。その間、ワシントン出向。北京で総局復活後、中国総局特派員(2004~2010年)として北京に勤務。外信部デスクを経て2012年9月退社。2014年7月「新外交フォーラム」設立し、現職。専門は現代中国。安全保障分野での法案作成にも関与し、「国家安全保障土地規制法案」「集団的自衛権見解」「領域警備法案」「国家安全保障基本法案」「集団安全保障見解」「海上保安庁法改正案」を主導して作成。拓殖大学客員教授、国家基本問題研究所客員研究員なども務める。著書に『中国 真の権力エリート 軍、諜報、治安機関』(新潮社)など。
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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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