南シナ海初「対艦弾道ミサイル発射」の衝撃(上)高まる米中「軍事」緊張

北京の「中国国家博物館」の軍事コーナーでは、国民に誇示する分野が一目瞭然でわかる。とりわけ対艦弾道ミサイルと空母が目を引く(筆者撮影)
米中両軍などがつばぜり合いを続ける南シナ海で、中国人民解放軍が“空母キラー”と呼ばれる対艦弾道ミサイル(中距離弾道ミサイルとみられる)を同海域に向けて発射したと、7月2日に米『CNBCテレビ(電子版)』が報じた。米国防総省も翌3日、これを事実であると公表し、中国による南シナ海の軍事拠点化を強く非難した。

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