新・日本人のフロンティア
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「TICAD7」参加「コンゴ民主共和国」開発協力で平和と安定と発展を
コンゴ民主共和国は、となりのコンゴ共和国と区別して、コンゴ民、あるいはDRC(Democratic Republic of the Congo)ということが多い。7月、この国を訪れた。私にとっては3度目である。
最初は2004年、国連大使だった時である。南アフリカで開かれたNAM(Non-Aligned Movement=非同盟運動)の大会に参加(日本はNAMのメンバーではないので、オブザーバーとして参加している)した時のことである。その途中で、ケニアとコンゴ民に立ち寄った。ケニアはアフリカの中で日本ともっとも関係の深い国であったし、コンゴ民には、当時世界最大のPKO(国連平和維持活動)であったMONUC(国連コンゴ民主共和国ミッション:Mission of the United Nations in the Democratic Republic of the Congo))があったので、これを視察することが目的だった。2度目は2006年のことで、国連安保理の紛争地視察ミッションの一員として訪れた。
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