間もなく、今上天皇の践祚大嘗祭(せんそだいじょうさい)が執り行われる(11月14日)。正式な即位儀礼は、これで整う。当然、天皇家最大の祭りの意味を明確にする必要があるが、謎が深すぎて、やっかいだ。そこで今回は、皇位継承のもう1つの要素「三種(さんしゅ)の神器(じんぎ)」に注目しておきたい。八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)だ。
神宝のそれぞれの由来は、どこまでわかるのだろう。『古事記』の記事を追ってみる。
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