民主党の政権奪還に不可欠な「ブルー・ウォール」の再構築

執筆者:足立正彦 2020年1月15日
カテゴリ: 政治 社会
エリア: 北米
昨年12月、大統領選で最も重要視されるペンシルベニア州の集会で演説したが (C)EPA=時事
 

【ワシントン発】 米国政治における今年の最大の焦点は、11月3日に投票が行われる大統領選挙である。

 ドナルド・トランプ大統領の再選となるのか、あるいは、野党・民主党が今後擁立することになる大統領候補がトランプ再選を阻止してホワイトハウスを奪還するのかは、米国のみならず、国際社会からも非常に注目されるとともに、選挙結果は各国に対して多大な影響を及ぼすことになる。

 トランプ再選、政権交代いずれとなるにしても、2020年大統領選挙の帰趨を決する点で重要な役割を果たすことになると考えられるのが、中西部諸州である。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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