「国賓来日」目前「死せる毛沢東 生ける習近平を走らす」

執筆者:樋泉克夫 2020年1月22日
タグ: 中国 習近平
エリア: アジア
左が「紅土」の張紅梅、右が「龍江頌」の江水英(筆者提供)

 

 いま中国を率いる習近平国家主席は2013年の就任以来、強権的な政治手法によって毛沢東以来最強の国家指導者になったと見られている。

 確かに、香港における混乱を長期化させてしまっただけでなく、台湾総統選挙で反中姿勢を打ち出す蔡英文総統の再選を阻止できなかったことなどが原因で、権力基盤に動揺を来しているとの観測もあり、また“裸の王様”との極論も聞かれる。

 だが、想定外の突発事態でも起こらない限り、最高権力者として彼が中華人民共和国の進路を左右すること、その一挙手一投足がこれからの世界の行方に大きく関わってくることに変わりはない。

カテゴリ: 政治 カルチャー
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執筆者プロフィール
樋泉克夫 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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