岩瀬昇のエネルギー通信 (220)

「BP」温暖化ガス「排出ゼロ宣言」の中身

執筆者:岩瀬昇 2020年2月14日
「ネット・ゼロ」を高らかに宣言している「BP」のHP
 

 またまた「参議院資源エネルギーに関する調査会」の話で恐縮だが、2月12日の会合で、

〈石油業界も「低炭素エネルギー社会への移行」に真剣に取り組んでいるが、いまだに資本投資のせいぜい5%程度しか再エネには費やしていない、その中で誕生した「BP」の新CEO(最高経営責任者)バーナード・ルーニー氏が今日(2月12日)、新経営方針を発表する、おそらく踏み込んだものになりそうだと業界では噂されている……〉

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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