「新型肺炎」に「国ごと隔離」北朝鮮の内憂外患

執筆者:平井久志 2020年2月18日
エリア: アジア
平壌のニット工場では、布製マスクを増産 (C)AFP=時事

 

「すべての党組織は新型コロナウイルス感染症の伝播を防ぐための事業を国家存亡と関連した重大な政治問題と考え、政治事業を強化し、緊急非常防疫指揮部たちと衛生防疫機関、治療予防機関、医学研究機関たちで、進行する住民たちに対する医学的監視と診断、治療薬物開発と関連した研究などが成功裏に進行するように積極的に推進しなければならない」

 これは朝鮮労働党機関紙『労働新聞』1月29日付に掲載された、「新型コロナウイルス感染を徹底的に防ぐには」と題された記事の一部だ。この記事は新型肺炎の感染防止を「国家存亡と関連した政治問題」と位置づけた。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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