岩瀬昇のエネルギー通信
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「前エネルギー長官」を味方につけたシェール業界「瀬戸際」の奮戦

この人(ペリー前長官)を取り込んで、さて、大統領にどれほどの影響力があるのか(C)EPA=時事
自由経済の原則で動いている米国経済に、政府が余計な介入を行うことは、結局は国益に反する結果になるのではないだろうか。
米国民でもない筆者に、そんなことを言う資格がないのは百も承知だが、油価暴落に息も絶え絶えなシェール業者の、後先考えない最近のロビー活動を見ていると、そんな気がしてならない。
そんな米シェール業者のロビー活動の実態を含めて、『フィナンシャル・タイムズ』(FT)が「US shale producers launch anti-Saudi lobbying push」と題する記事を掲載している。

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