風の向こう側 (70)

「COVIDワールド」見据えた日米「女子ゴルフ界」繊細かつ大胆な取り組み

執筆者:舩越園子 2020年5月7日
エリア: アジア 北米
足許だけではなく、明日のその先の世界を見据えて対策を考える小林会長(C)時事
 

 米国は新型コロナウイルス感染が世界で最も深刻な状況にありながら、早くも「コロナ後」を見据えた経済や社会の再開、復興を目指す動きが活発化しつつある。

 その動きは米ゴルフ界にも見られ、米男子ツアー(PGA)は「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」(6月11~14日)からの再開を目指している。

 このタイミングでの再開が実現したら、おそらくは米国の主要なプロスポーツの中では最速のリスタートになると見られており、ジェイ・モナハン会長は、

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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